SOLIZE 知的財産戦略グループ 特許発明の紹介 #1
発明概要
本特許発明は、負荷トルクの大きさに応じて入力トルクが自律的に変化する動力伝達装置です。外部センサ、電気制御、アクチュエータなどを用いず、ばねとてこ機構のみの機械要素により構成されています。負荷トルクに応じてばねに圧縮力が作用し、入力点の位置が変化することで入力モーメントアームが変化します。これにより、負荷トルクに応じた入力トルクが機械的に生成されます。
動作原理(概要)
図1は、本発明を釣り用リールのハンドルに適用した一例を示します。
図2に、本発明の動作原理を示します。

(a) 負荷トルク T0=0 の場合
負荷が作用していない状態では、ばねは初期圧縮状態を保持したまま、入力点は回転軸に最も近い位置にあります。このとき、入力モーメントアーム 𝐿は最小となります。
(b) 負荷トルクT1= f1 rが小さい場合
負荷トルクT1に応じて、P部を介してばねに圧縮力f1 = T1/rが作用します。しかし、この圧縮力は、ばねの初期付勢力を下回るため、入力点の位置は実質的に変化せず、入力モーメントアームL1は小さい状態を維持します。
(c) 負荷トルクT2=f2 rが大きい場合
負荷トルクの増大により、ばねに作用する圧縮力f2=T2/rがばねの復元力を超えると、ばねが圧縮され、入力点の位置が移動します。これにより入力モーメントアーム L2が増大します。その結果、入力荷重 Fがほぼ一定である場合であっても、入力トルク F L2は自動的に増加します。本装置は、このようにして負荷トルクに応じた適切な入力トルクを機械的に生成します。
想定される適用例
釣り具用リールのハンドル、手回し工具や日用品のハンドル部(鉛筆削り など)、自転車ペダル、キックスターターペダル、その他人力操作による回転機構全般など用途はこれらに限定されません。
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特許情報
発明名称:動力伝達装置
特許番号:第7823882号 出願日:2022年7月25日 登録日:2026年2月24日
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-2022-117879/10/ja
SOLIZE知財整理番号:SP22-005
権利者:SOLIZE Holdings株式会社
発明者:百瀬陽介(SOLIZE PARTNERS株式会社)







