コーチングマネジメントのススメ~自発的なエンジニアを育てる~

設計開発業務において、自ら課題を見つけ、解決できる自発的なエンジニアを育てたいけれど、どうすればよいのかわからない、といったお困りごとはありませんか。
エンジニア派遣サービスを提供しているSOLIZEでは、お客さまから自発的なエンジニアを求められるため、サービス向上のために「コーチングマネジメント」を取り入れたエンジニアの育成を行っています。
本コラムでは、コーチングの特長やメリットデメリット、効果などをご紹介します。


コーチングマネジメントとは

コーチングマネジメントの特長

コーチングは従来の教育のように引っ張り上げるのではなく、コーチがクライアント(コーチングを受ける側)に伴走し、コーチにクライアントと同じ分野の技術的な知見がなくても、クライアントの能力を伸ばしていけるという特長があります。


コーチングマネジメントの詳細

従来のOJTやティーチングの「背中を見てついてこい」という教育では、教える側以上に得ることは難しい面があります。コーチングは、答えを教えないのが基本です。もし仮に答えを知っていても教えません。
コーチからクライアントに質問ベースのコミュニケーションを図り、「本人に考えてもらう」「言葉にしてもらう」ことで、クライアントは自分自身の考えが整理され、意識づけできるようになります。これを繰り返すことでクライアントは自分で考えるようになり、自発的かつ自走できるようになります。クライアントの可能性を活かせるのが特長です。

その際に重要なことは、コーチはクライアントのどのような話も一旦受け止め、否定しないことです。それによりクライアントは、コーチに対して「この人には何を言っても大丈夫」と感じ、心理的安全性が高まります。


コーチングマネジメントの資格

SOLIZEの管理職が取得している資格は「(一財)生涯学習開発財団認定コーチ資格」です。一般財団法人 生涯学習開発財団が主催しており、文部科学省の外郭団体である一般財団法人生涯学習開発財団の後援を受けて、1998年にスタートした日本で最初の「コーチ認定制度」です。日本におけるコーチングのスタンダードといわれる資格です。

この資格を受験するには条件があり、SOLIZEの管理職は、株式会社コーチ・エィという外部の教育プログラムで学びながら、クライアントとなってコーチングを受けました。並行してコーチ側にもなり、実践経験を積みます。そのプログラム期間が半年から1年間で、資格を取得した後は2年に1度の更新があり、更新のたびに8単位の講習を受けなければいけません。資格を取得している間は勉強を継続する仕組みです。


コーチングマネジメントのメリットとデメリット

コーチングマネジメントのメリット

  • やりたいことがあるがうまくいっていない人を育成できる
  • 答えを自ら導く力を育てる
  • 発的、能動的な人を育てる
  • 先輩/上司を超える後輩が生まれる
  • 職場の心理的安全性が向上する


コーチングマネジメントのデメリット

  • コミュニケーションに時間がかかる
  • コーチにある程度の経験が必要
  • チームの統制がとりにくい


コーチングマネジメントの効果

コーチング資格を取得した管理職によりマネジメントされているチームでは、コーチング的な関わり方を続けてきたことにより、部下が上司の顔色をうかがわずのびのびできるため、課題解決のための提案が次々と上がってくるようになった、という効果が出ています。

また、派遣先のお客さまからは「SOLIZEのエンジニアは課題提案や課題解決を自ら推進してくれるため、とても助かっている」というお声をいただいており、エンジニア派遣サービスの向上に一役買っています。

コーチングマネジメントは、「答えを教えない」ことにより、自分で考える力を身につけさせ、自発的で自走できる人材を育成することができます。


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※出典:アルテアエンジニアリング株式会社