導入事例
導入事例
研究開発
JAXA
JAXAが開発し、運用中の「Int-Ball2」は、国際宇宙ステーション(以下、ISS)内の微小重力空間を地上の管制官の操作で飛び回り、宇宙飛行士の代わりに写真や動画の撮影を行うロボットです。撮影やその準備にかかっていた宇宙飛行士の時間を削減し、新たな価値を生み出す時間を創出することが目的です。
初号機「Int-Ball」で得た知見をもとに、自動でドッキングステーションに戻り充電する機能や、絶えず気流が発生するISS内で姿勢を制御する機能、自律飛行する機能などの性能向上・改良が行われています。
「Int-Ball2」は宇宙ステーション内の限られた空間で活動するため、その筐体部分はコンパクトかつ軽量で強度が求められ、金属で製作する必要がありました。また、初号機からのサイズアップによる可燃性対策の必要性と、初号機が3Dプリンターで製作されていたことから、金属造形が最適な製作方法でした。
JAXAより「Int-Ball2」の筐体設計および製作を明星電気株式会社が請け負い、そのうちの金属造形でのアルミ部品の製造をSOLIZEが請け負いました。時間の制約が厳しい中、お客さまのニーズに合わせた製品仕様の取り決めを行い、要件を満たす品質、コスト、納期と二次処理を最小限に抑える提案・対応で、製品を提供しました。
すべての金属造形部品が無事に組み上がった「Int-Ball2」は、地上でISS打ち上げ前検証が行われ、2023年6月6日にISSに向けて打ち上げられました。ISSでの初期機能確認も完了し、現在はISSにある「きぼう」の中で使用されています。
航空宇宙の分野は、部品の製作個数が少ない中、軽量、小型な部品が求められています。Int-Ball2の部品製作に金属3Dプリンターを活用することで、少量部品の製作コストを抑え、短期間で製作できるだけではなく、既存工法では難しかった形状も製作でき、製品の軽量化、小型化が実現できました。また、部品の組み立てなどで精度が必要な箇所は、設計段階で精度を上げる工夫や2次加工で対応しました。
SOLIZEでは日々お客さまから寄せられるニーズをもとに、薄肉微細構造の実現する造形プロセスの開発、トポロジー、ラティス、多孔質体など特殊な機能構造の設計・製造技術の開発、3Dプリンターに最適な後加工技術の開発など3Dプリンターを活用した製品の実現に必要な要素技術開発を続けています。
外側の部分を組み上げた状態
※3DEXPERIENCE、Compass アイコン、3DS ロゴ、CATIA、BIOVIA、GEOVIA、SOLIDWORKS、3DVIA、ENOVIA、EXALEAD、NETVIBES、MEDIDATA、CENTRIC PLM、3DEXCITE、SIMULIA、DELMIA およびIFWE は、アメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズ (ヴェルサイユ商業登記所に登記番号B 322 306 440 で登録された、フランスにおける欧州会社) またはその子会社の登録商標または商標です。
※Ansys®、及びその他すべてのANSYS, Inc.の製品名は、ANSYS, Inc.またはその子会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
※BETA CAE Systemsの会社名および製品の商標、商号、ロゴは、スイス、欧州、米国、およびその他の国の法律に基づき保護および/または登録されている場合があります。無断での使用または複製は固く禁じられています。
※出典:アルテアエンジニアリング株式会社
©2025 SOLIZE PARTNERS Corporation. All rights reserved.