導入事例

3Dプリンターが生み出す、独創的なサングラスフレーム

コンシューマー

金子眼鏡株式会社

SOLIZE PARTNERSは、金子眼鏡様からの依頼を受け、独創的なサングラスフレームを製作しました。
伝統と革新が息づく丁寧なものづくりを追求する金子眼鏡様と、SOLIZE PARTNERSの最先端3Dプリント技術が融合することで、独創的なデザインの実現に貢献しています。

金子眼鏡株式会社について

金子眼鏡本社の外観

金子眼鏡青山店の内装

造形方向の選定とデータ配置設計の最適化により高い耐久性と美しい外観を実現

SOLIZE PARTNERSは、3Dプリンターを用いた眼鏡フレーム製作の実績から量産対応や品質に関するノウハウを蓄積してきた 経験を踏まえ、今回、金子眼鏡様に最終製品としての3Dプリンター活用をご提案しました。
最終製品に求められる高い耐久性や美しい外観を実現できる造形方向を選定し、一度により多くの部品を効率的に生産できるようデータ配置設計の最適化を行うことで、1回の造形で数十個のパーツを同時に製作できるよう工夫しました。

データ配置のイメージ

3Dプリンターの活用により独創的なデザインや複雑な形状を実現

表面にクリア塗装のみを実施

Before

  • 金型の場合、一度に大量生産する必要があるためデザイン面での挑戦が難しかった。
  • 金型の場合、型抜き方向など生産性を考慮する必要があり、デザインの自由度が制限されていた。
  • 製作の際、削り出しや曲げ加工、磨きなど後工程に多くの手間を要していた。

After

  • 数十個単位の小ロット生産が可能なため、デザイン面での挑戦がしやすくなった。
  • 型抜き方向など考慮する生技性が少なくなるため、デザインの自由度が向上した。
  • 造形のみで形状を具現化できるため、後工程の負担が軽減された。

Interview

初めて3Dプリンターを活用してみて、いかがでしたか。

実際に試作してみて、合わない部分があればすぐにデータを修正できる点は、とても手軽で便利だと感じました。眼鏡やサングラスのようなアイテムは、事前に着用した際に違和感がないかどうかを確認する必要があります。そのため、手軽に試作できる3Dプリンターは非常に活用しやすいと実感しています。

また、最終製品として製作する場合、金型では一度に最低でも500個程度を製作する必要があり、チャレンジングなデザインに取り組むことがどうしても難しくなります。その点、3Dプリンターは小ロットで生産できるので、テストマーケティングに適しています。形状の自由度も高いので、より革新的なデザインに挑戦しやすい点も大きな魅力だと感じています。今回のサングラスのデザインも、3Dプリンターがなければ生まれなかったものだと思います。

加工についても、通常の樹脂製眼鏡の場合は、まず板材を削り出し、曲げ加工や磨きなど複数の工程が必要です。3Dプリンターでは、そうした複雑な工程を経ずに最終製品として製作できる点も、大きなメリットだと感じました。

SOLIZE PARTNERSに発注された決め手についてお聞かせください。

市場に出ている他社の日本製眼鏡の3Dプリント品に興味を持ち、調べていくうちにSOLIZE PARTNERSにたどり着きました。眼鏡をはじめ、最終製品に関する事例が豊富で、品質面でも信頼できそうだと感じたためご依頼しました。
3Dプリンターには革新的なイメージがあり、海外の有名ファッションブランドでも広く採用されていることから、ぜひ一度活用してみたいと考えていました。

3Dプリントしたサングラスフレームの品質や仕上がりについて感想をお聞かせください。

部品ごとのバラつきが少なく、精度も高いため、製品としてまったく問題がありませんでした。また、機能面だけではなく、積層痕を含む3Dプリント品ならではの質感もとても気に入っています。そのため、素材感を最大限に活かすため、仕上げにはクリア塗装のみを施しました。

発売後、お客さまや社内の反応はいかがでしたか。

現在は一部の店舗に導入しており、店頭ではタペストリーなどを用いてご紹介しています。
洗練されたデザインが魅力的で、軽量で掛けやすいといった点が評価され、お客さまから高い関心をお寄せいただいています。特に海外のお客さまからの反応が良いです。
一方で、スタッフにとっては3Dプリンターの活用が初めての取り組みとなるため、まだ戸惑いも見受けられます。今後はさらに、店舗内での案内や情報共有を強化していく必要があると感じています。

今後の取り組みとSOLIZE PARTNERSに期待することをお聞かせください。

今後は今回製作したサングラスのラインアップをさらに拡充し、シリーズ化を検討しています。
これまでサングラスはクラシックかつ平面的なデザインが主流でしたが、現在はスポーツファッションなどの影響もあり、流線形や立体的な3Dデザインが受け入れられつつあります。そのため、今後も3Dプリンターを活用した量産の機会が増えるのではないかと感じています。
また、3Dプリンターを活用している先進的な企業として、ブランド価値の向上にもつなげていきたいと考えています。将来的には、「3Dプリントのサングラスといえば、真っ先に思い浮かべていただける存在」を目指しています。
当社は保守的なデザインが多いですが、一緒に取り組んでいるこちらのブランドとの開発では、挑戦的なデザインにもチャレンジすることができ、新たな顧客層の獲得や金子眼鏡としての認知度向上にもつなげていきたいと考えています。

現在、SOLIZE PARTNERSには別のモデルのサングラス製作もご依頼しています。最終製品として品質面でも安心してお任せできるため、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

また、今回使用した材料はPA11ですが、今後、アセテートのようにもう少し柔らかくコシのある素材が開発されれば、肌なじみが良く、調整もしやすくなるため、さらに眼鏡分野での活用が広がると思います。そういった新しい材料の登場にも期待しています。

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※出典:アルテアエンジニアリング株式会社