導入事例
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大学・教育機関
立命館大学 Ritsumei Racing
2003年11月から全日本学生フォーミュラ大会に向けて活動している立命館大学プロジェクト団体「Ritsumei Racing」。おもな活動として、大会に向けての「企画」、「設計」、「製作」、「走行」などを通し、毎年1台のマシンを製作しています。
今回SOLIZEでは、3Dプリンターでのサージタンク製作に協力しました。その過程をお伝えします。
©Student Formula Japan
日本・海外の各大学の学生が、チームを組んで企画・設計・製作したフォーミュラスタイルの小型レーシングカーで競う大会です。大会では車の走行性能だけではなく、車両コンセプト・設計・コスト審査など、ものづくりの総合力を競います。
趣旨:「主役である学生が自ら構想・設計・製作した車両により、ものづくりの総合力を競い、産学官民で支援して、自動車技術ならびに産業の発展・振興に資する人材を育成する。」(全日本学生フォーミュラ大会公式サイトより)
幣チームは学生自らの手で、フォーミュラカーの設計から製作まで1から行っています。
エンジンのサージタンクを作成する際、昨年までは自分たちの手でGFRPなどの樹脂を積層し製作していたのですが、本年度サージタンクの形状をより最適化した結果、製作が困難な複雑なものとなりました。
そこで今回は、3Dプリンターを用いたサージタンクを製作したいと考え、ウェブで検索していたところ、 日本で一番最初に3Dプリンターを導入された“ものづくりのプロフェッショナル”である
SOLIZEさんのサイトに辿り着きました。
立命館大学学生フォーミュラプロジェクト
Ritsumei Racing
エンジン班リーダー 冨江 慧さん
お問い合わせいただいたのが2017/2/4のことでした。打ち合わせでは、使用する環境や必要な強度、組み付け部品などを確認し、いただいた3Dデータをもとに製作検討しました。
大きさは300㎜角×2部品構成。4気筒エンジンに組み付けます。これまでインテークマニホールドなどの試作で1,000台以上の製作実績がある、ガラス入りナイロン(DuraForm® GF)を提案しました。
内側は、性能に影響がでるため、コーティング+磨きを提案。今回の特長であるスロットル側の長い筒の部分が磨けるよう、タンク上下の分割位置を変更しました。
通常、インテークマニホールドやサージタンクの試作を請ける場合は、強度や耐久性を考慮して基本肉厚を厚めに設定するのですが、今回は軽量化を重視しているため、希望通りの肉厚で設定しました。
何度か3Dデータ修正を繰り返し、3Dプリントでの製作にとりかかりました。
こうして予定通り3月末に試作品が完成し、キャンパスへお届け。
「大変きれいに仕上がっていて、部員も驚いていました。重量も昨年使用していたものより軽く、軽量化に貢献できそうです。」 と嬉しいお言葉をいただきました。この後はエンジンを組み、各部品を取り付け、シェイクダウンです。(続く)
この記事では、2017年9月5日(予定)から行われる「第15回 全日本 学生フォーミュラ大会」出場までをご紹介する予定です。
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